現在、『cafe & bag chuff(シャフ)』のウェブ部門スタッフとして働いている三井洋(みつい・ひろし)さん。編集者やカメラマンなどのクリエイターを育てる大手専門学校で働いた経験、人脈を活かしてフリーランスになり、未来を見据えてウェブ制作の現場も知りたいと、chuffの扉を叩いたそう。
「きっかけは国立人の記事を読んで、山田さんの人柄や思いに共感したことでした。僕はカフェにも企画にも興味があったし、将来はこれまでの経験を活かして、クリエイターを応援するような場所を作りたいとも思っています。山田さんの背中から学ぶことは、本当に多いんです」
スタッフにはデザインが好きな方もいれば、コーディングやプログラミングが得意な方もいます。それぞれが得意分野に特化していき、1年後には案件を任せてもらえるほどになるそうです。
「経験が必要なことから未経験の方でもできることまで、さまざまな案件があるので、ウェブ制作やデザインへの興味があれば、はじめやすいと思います」
週2日のウェブスタッフとして働きはじめて4年、ゼロからはじめた三井さんは、今ではウェブサイトを1つ作れるほどに。
ウェブサイト制作は、「これ、なんでやった方がいいの?」と思うことの連続だといいます。「せっかくこのツール覚えたのに、また新しいツールを覚えるの?」というネガティブな気持ちになり、周りが何を教えても何も身につかなくなってしまう、そんな人も少なくないそうです。
「新しいプログラムやツールを使うときは、最初は覚えるのが大変だと思っても、ある程度我慢してやってみる。そうして目に見える成果物ができてくると、どんどん面白くなってくる。ウェブサイトという大きな成果物は大きな成功体験になるので、その過程であった大変なこともポジティブに思えてきて、次へ次へと成長していけます」
三井さんは現在、クリエイターの専門学校で講師を務める奧さんと、代表の山田さんと一緒に、chuffでゆっくりお茶をしながら作品鑑賞ができるギャラリー企画も運営中。写真家や画家などのクリエイター、美大生たちの作品発表の場を生み出しています。
これまでの経験や人脈を生かしながら、新しいことも学び続ける。そんな三井さんの背中から学んでいる人も、きっと多いはずです。
『国立人』に掲載された求人に応募し、採用された人たちの「アフターストーリー」を、ほんの少しだけご紹介します。