ピアノの音色に誘われて

ピアノの音色に誘われて

「今日はクラシックかな、JPOPかな」

皆さんはどんな曲が好きですか? 歌手やジャンル、好みの種類は様々で。私は日常でふと聞こえてくるような曲によく耳を傾けます。

今回足を運んだのは、国立に住む方であれば誰もが知っている国立駅です。南口のバス停『国立駅南(くにたちえきみなみ)』からバスに乗り、自宅最寄りのバス停まで向かう事もあります。谷保駅や立川駅行きも出ているので、かなり利便性が高いです。

国立駅といえば、思い浮かぶのはまず赤い三角屋根の『旧国立駅舎』ではないでしょうか。駅舎としての役割を終えた2006年に解体されましたが、2020年にまちの案内所として復活。実はその旧駅舎の中にピアノが一台、角にひっそり置いてあります。

ピアノは『プレイ・ピアノ』と呼ばれ、誰が弾いてもよく、時間を区切って色々な方が音を奏でています。老若男女、ピアノを練習している方や、熟練者までさまざまです。

旧国立駅舎のベンチに腰掛けながら演奏を聴いていると、なんだか『旧国立駅舎』という一枚のアルバムを聴いているような気分になります。

ここに置いてあるピアノは『SCHIMMEL(シンメル)』という、中央ドイツの都市ブラウンシュヴァイクに本社を置く、ドイツの歴史ある名門ピアノブランドです。『東京国立白うめロータリークラブ』より旧駅舎へと寄贈されました。

今はまだコロナ禍や緊急事態宣言でなかなか出歩けないこともあるかもしれません。たくさんの情報に不安になることも勿論あると思います。そんな時にはふと大切な人、好きな空間や音楽に想いを馳せてみませんか。

このご時世が収束する日を願いつつ……安心して出歩くことができるようになった際は、大学通りで四季を感じながら、ピアノの音色を聴きに来てはいかがでしょうか。

(書き手:櫻井洋輝/国立暮らし1年目)

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「国立暮らし1年目」とは

外から見たときと、内側から見たときのイメージは少し違います。そんな『国立暮らし1年目』だからこそ見えてくるものを綴るコラムです。

櫻井 洋輝 櫻井 洋輝

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