窓に映るものづくりの力株式会社芹沢ガラス

窓に映るものづくりの力

冬暖かく、夏涼しく、災害や空き巣などの犯罪からも守ってくれる、都市の暮らしに欠かせないものはなんでしょう?

それは、「窓ガラス」です。『芹沢ガラス』は設計、工事、販売までの専門技術を持つ老舗企業。

「ボールが民家に飛んでいって、窓ガラスが割れる音と『コラー!』という住民の怒鳴り声が響く」そんな懐かしい漫画のシーンがあるように、昔の窓ガラスは今よりもずっと割れやすい消耗品で、ガラス職人が定期的に修理に駆けつけていました。

芹沢ガラスも、2代目まではそんな窓ガラス修理を行う“一人親方”だったそうです。そこから一代のうちに事業を拡大し軌道に乗せたのは、3代目であり現社長の芹沢幸明さん。平成2年に有限会社芹沢ガラス、平成26年に株式会社芹沢ガラスを設立しました。

不景気、リーマンショック、コロナショックと日々変わる社会情勢があっても、一度も業績が前年を下回ったことがないという芹沢ガラス。外国や東京都心の渦に飲み込まれることのない、地域の底力とも言える老舗企業を覗いてみませんか?

もくじ

窓は暮らしの質を上げる!

芹沢ガラスでは、都心の大きな建築物などの窓を手がけることもありますが、主には国立、立川、府中、小金井、三鷹、武蔵野、東大和など、東京“多摩エリア”にあるお店や会社、個人宅の仕事を手がけています。

そのため、まちで暮らす、働く人は、みんな芹沢ガラスの“エンドユーザー”。実は、暮らしの中であまり意識することはないけれど、「窓」には雨風をしのぐだけではない効果があるのです。

窓を替えるだけで冷暖房の効きが格段に良くなる「断熱効果」や、「防音効果」、結露防止によってお部屋の「衛生効果」も高まります。一枚ガラスを真空ガラスに交換すると、なんと約4倍も断熱性能が上がるそう。

新築やリフォームでも、部屋の多くの割合を占める窓のデザインは、インテリアを考える上で欠かせません。

「たくさんの人に窓のことを知ってもらうために、国立最大のお祭り“天下市”には毎年出店しています。自分たちのような施工会社は、お店のように人と触れ合う機会がそんなに多くないので、地域の顔見知りが増えるきっかけになっていますね。やっぱり最初は恥ずかしかったですよ……裏方を支える職人が、そんなオープンな場に出ていいのかって」

今では、天下市を訪れるお客さんに顔見知りも増え、自分たちの姿を見せることで「お客さんに安心感を持ってもらえる」という手応えを感じています。

「これまで業績を伸ばし続けてきた理由の一つは、窓の設計、玄関から門扉までのエクステリアなど『建物の外側』にまつわる仕事へ幅を広げてきたことです。そのためにも、技術力のある人を社員として迎えること、新人さんをイチから育てることに力を入れています」

なんだかユニークな人ばかりの、芹沢ガラスを覗いてみましょう。

ものづくりを支える「営業」スタッフ

「ポスティングチラシや、ウェブサイトなどを見て問い合わせをしてくれたお客さんの家へ伺うのが、芹沢ガラスの営業の仕事です。名刺を渡して自己紹介、現地調査、見積りを出して依頼をいただく。流れだけを見ると簡単ですが、大切なのは目には見えない信頼関係の構築です」

芹沢ガラスに依頼をする個人のお客さんは、戸建てのリフォームや窓の取り替えを依頼されることが多く、平均年齢もやや高め。国立のイメージのまま、穏やかで優しい人が多いそうです。

そんなお客さんに信頼してもらえるよう、雑談を交えながら距離を縮め、適切な提案と見積りを行います。新人さんは、知識をつけて提案ができるようになるまでは先輩の同行訪問へ。

営業の塩住さんは、なんと服飾系の大学を出てアパレル業界で働いていた、異業種からの転職者。芹沢ガラスに入社したきっかけとは?

「もともと老舗のものづくり会社が好きで、以前も営業として、歴史のある革職人さんを支える仕事に就いていました。その後新会社の立ち上げに携わったのですが、景気の波に飲まれてうまくいかず。そんなとき、安定した老舗のものづくり会社である芹沢ガラスにとても魅力を感じました。いつも会社の魅力を売り込む気持ちで営業しています」

塩住さんが売りにしている、芹沢ガラスの良さとは?

「いい職人さんが揃っていること。これに尽きます。同じメーカー、同じ商材でも、個性が見えるのはそれを手がける“人”です。職人の手が入ることで出来の良し悪しが決まるし、間近でそれを実感することができる、ものづくりの一端を支えることのできる営業の仕事は面白いですよ」

マニアックに極める「窓の設計」

「昔、大工をしているおじに『俺は窓の設計をしている』と話したら、『窓に設計なんてあるのか?』と驚かれたことがありました。あまり知られていませんが、窓の設計はとても専門的。長年の経験を積むことが必要なんです」

設計課長の木田さんは、窓の設計歴10年以上のプロフェッショナル。

「窓の設計ができる人はあまりいないですから。私が入社するまで、芹沢ガラスでは外部の専門家に窓の設計を依頼していたそうです。一つの窓を構成するものだけでも30種類以上の名称がありますし、窓に一番大切なのは防水性・機密性ですから、素材ごとの特性も知っておくことが必要です。部品の組み合わせも無数にあります。そんなマニアックな世界ですが、常に求められている仕事です」

一つの窓は、とても緻密な計算の上に成り立っています。

「私はものづくりが好きで、大学では機械設計を学び、就職先の大手建築会社で窓の設計技術を身につけました。当時は1人で30案件も同時進行しており大変でしたが、ここでは常時3〜4案件ほど。それでも毎回、納めたときの『やってやったぞ!』という達成感がものすごいですよ」

窓の設計は、マニアックに一つのことを極めていきたい人には向いているかもしれませんね。

「自分のスキルに貪欲で、好奇心旺盛な人なら面白い仕事だと思います。どんな場面でも疑問や意見を流さず、はっきり言える人だとどんどん伸びていきますよ。ノートにメモをとるのは忘れずに」

木戸さんはそう言って笑います。プライベートでは料理や音楽が好きで、バイクのレストアとツーリングに凝っているという、根っからの職人肌。木戸さんの横顔は、一つのことを極めた「かっこよさ」を持っています。

チームワークで!「工事」スタッフ

「芹沢ガラスは、職人を大切にしてくれます。自分が一人親方だったときには買えなかったような材料や道具も、職人が使いやすいものならと揃えてくれる。社長のその気持ちに応える仕事をしよう、といつも思っています」

工事部長の鈴木さんは、もともと芹沢ガラスの協力会社である多能工の一人でした。

「多能工は、大工、クロス、ペンキ、タイルなど、いろんな工事の技術を持つ人のことで、現場では重宝されていろんな業界に携われるのが面白かったですね。ここでもガラス工事だけでなく、ちょっとしたリフォームの仕事もあるので、いろんな技術が身につきますよ」

数百kgのガラスを6〜7人で持ち上げることもある工事は、チームワークが命。

「これまで、営業、電気工事の仕事を経験しましたが、窓の工事はここが初めて。この歳になってゼロからのスタートで焦ってます(笑)。新人さん、愚痴があれば振ってね」と話すのは、工事スタッフの谷田貝(やたがい)さん。

「自分はおそらく、この中で一番今時の若者。周りは年齢層高めですが、ここのチームは好きです。“和気あいあい”と“真剣”の切り替えがあって、クオリティが高い。AIにはできない仕事だと思う」と20代の氏囲(うじい)さん。

ここで、一番気になっていたことを訊いてみました。

「ガラスは割れ物だから危なそう、ですか? やってみると、そんなことないですよ」

3人ともそう口を揃えていたのが意外でした。専用の手袋、安全靴、ヘルメットを装着し、長袖を着ることと、プロとして作業をする心構えがあれば大丈夫とのこと。

一番のやりがいを尋ねると、
「工事でお宅へ伺った際の、お客さんとのコミュニケーションです。自分は猫を2匹飼っているので、そこでも猫を飼われていると話が弾みます」と鈴木さん。職人に寡黙な人が多いというイメージは一昔前のことかもしれませんね。鈴木さんは20代からのバンド活動でドラムを担当しており、現在もライブハウスで演奏しているのだとか。

一つを極めたい人にはたまらない、ものづくりの喜び。いい仕事に打ち込める環境、職人の技術、現場を支える営業、卓越した経営手腕を持つ芹沢社長。芹沢ガラスで、イチから「ものづくり」をはじめませんか?

会社情報

会社名
株式会社芹沢ガラス
HP
https://serizawa-glass.com/
問い合わせ
info@serizawa-glass.com

東京都国立市中2-5-17 セントラル国立1F

加藤 優 加藤 優

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