やりたい仕事をすることと、やりたいように生きること2022年11月23日(水)

11月23日は、その年の収穫を神様に奉納し、五穀豊穣に感謝する「新嘗祭(にいなめさい)」。現代では勤労感謝の日です。

『国立人』では仕事を軸に国立エリアの人を紹介することで、「のびやかにはたらく」国立の人を増やすことを目指しています。
「のびやかにはたらく」とは、国立ではたらく人を取材する中で生まれたキャッチフレーズ。
大学通りを急ぐことなく自分の歩幅で歩いていたり、身の丈に合った商いをしたり、地域の人との関係を大切にしながら仕事をしたり。
組織に所属していてもいなくても、国立を拠点に、自分で考えて人生を選択し、自分で仕事を作っていく人が多いことも特徴です。

それらは特に「やりたいことを仕事に」しなくても、実現できることでもあります。
近頃、やりたいことを仕事にすることが、少々もてはやされすぎているように思います。
「やりたいことを仕事にする」ことと、「やりたいように生きる」ことは、字面は似ていても意味合いは全く異なるもの。
前者は、自分で仕事を創っていくことで、後者は、自分が好きになれる仕事や空間を探すこと。
どちらも選択肢の一つなので、長い人生の中で自分や相手、まちや社会のことを知りながら、その時の自分に合わせて選択していけるといいのかもしれません。

(編集・ライター 加藤優)