創業から50年以上、東京都国立市を拠点に、地域に根ざすニッポー設備株式会社。
蛇口をひねると水が出る、空調が効いている、あたたかいお湯のシャワーやお風呂がある。「日々豊かな生活」の土台には、そんな「日々のあたりまえ」があります。
「50年積み重ねてきた技術力が、人々のあたりまえの暮らしを支えている。そう確信したのは、災害支援ボランティアで赴いた先での出会いの数々でした」と、ニッポー設備代表の田中友統(たなか・とものり)さん。
2011年の東日本大震災、2016年の熊本地震、2019年の房総半島台風、そして2024年の能登半島地震。全ての被災地では、「設備屋さん」が求められていました。
「設備屋としてずっと持ち続けているのは、地域の人のために何かできることはないか、何か役に立てないかという思いです。日々の暮らしを支える技術を、究極的に求められるのが、被災地だと実感しました」
被災地で暮らし続ける人にとって、水や食糧と同様に大切なのが、水道、ガス、電気といったライフラインの一刻も早い復旧です。
2011年の被災地支援を機に結成された『ニッポー設備災害派遣隊』は、能登半島地震で被害を受けた輪島にも向かい、市街地の温浴施設や、人々が集まる避難所の小学校のトイレの給排水設備を復旧させました。
被災地に行くたびに感じるのが、技術者不足。特に水道設備は、衛生環境や、生命にも関わるので、ニッポー設備のように給排水に精通している技術者は、どこへ行っても歓迎されます。設備が復旧して「あたりまえ」を取り戻した時、それは相手の記憶に一生残ります。
災害が起こるたび、ニッポー設備災害支援隊は突き動かされるように被災地へと赴きます。入社一年未満の新人も手を挙げて同行することも。技術ボランティアを体験した人の多くは、技術を身につけることへの欲求が広がるのだそうです。
「技術者として、被災地という極限の環境と、限られた材料と道具で何ができるのか。これまでの経験を全て持ち寄り、頭をフル稼働させて考えます。事前に必要なものを想像して、車に工具や部品を積み込んで、何時間もかけて技術ボランティアに行っても、何もできないかもしれない。使命感とプレッシャーの中で、現場で試行錯誤しながら復旧への筋道が見えた時……その時の熱い気持ちや達成感は、語り尽くせないですね」
「人の役に立つ」ために、実際に行動することで見えてくるもの。その先にあるのは、かけがえのない経験と技術、そして一生ものの出会いの数々です。
「設備屋はずっと求められ続ける仕事だし、職人も高齢化が進んでいて、市場はどんどんブルーオーシャン(競争相手がいない状態)になっています。すでに今、より良い仕事や仕事相手をこちらが選べる状況です。誰でもすぐにできるようになる仕事ではないけれど、5年、10年経験を積めば、どこへ行っても替えのきかない人になれます」
ニッポー設備の仕事には、官公庁の大きな現場から、「水が出ない」「トイレが壊れた」などの暮らしの困りごとに応える自社事業『住サポ』まで、幅広い案件があります。
大きな現場を動かす現場監督は、「オーケストラの指揮者のような存在」です。工程管理、安全管理、予算管理、品質管理を一貫して行い、協力会社(社外の会社や一人親方)といったプロフェッショナルと打ち合わせを重ねます。
ちなみに、代表の田中さんは就職氷河期に人気NO.1だった大手旅行会社に入社し、あまりにもブラックな労働環境を経て、退職してから今に至るまでのエピソードを、自著『時代ガチャの「当たり」を見つける方法』でまとめています。もともと、設備業界は未経験でした。
「旅行会社の営業職からこの業界に入り、設備屋としてはゼロからのスタート。でも、職人さんたちとコミュニケーションをとったり工程管理をするスキルはすでにある状態。自分のような営業職経験者は現場監督に向いていますよ。その道のプロの職人さんたちと打ち合わせを重ねて現場を動かすのは、コンサルタントの仕事にも似ていますね。みんな言葉遣いはちょっと荒っぽいけどね(笑)」
仕事において大切なことは、その道40年の大先輩、矢島さんの教えでもある「時間を守ること」と「約束を守ること」。
ニッポー設備の現場監督は、真面目で実直。そして物腰柔らかく、それぞれの工事に携わる人とコミュニケーションをとりながら、現場を取りまとめていきます。
仕事で必要とされ、まちの人に必要とされ、そして、災害時のいざという時にも役立つ設備のスキル。
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