国立ー北海道移住1年目の往復書簡 2通目[コラム]

国立ー北海道移住1年目の往復書簡 2通目[コラム]

富士見通りの『みんなのコンビニ』の元スタッフで、2024年春に北海道へ移住した池田さんと、国立人編集部との往復書簡をコラムにしました。

たとえば国立で桜が咲く頃、北海道ではどんな風景が見られるのだろう。
国立と北海道の風景や出来事を対比させることで、普段は何気なく通り過ぎてしまうものごとに、新しい意味を見出していけたらと思います。

国立から送ったLETTER

池田さんへ

春のお手紙をいただきありがとうございます。国立では4月は桜の見頃の時期で、春らしいポカポカとした気候でしたが、北海道ではまだ肌寒い日が続いていたんですね。

梅雨も過ぎ、夏本番になってきましたが、今年は梅雨だということを忘れてもうすでに夏なのではないかと思うほど、快晴の日々が続いていました。しかし、油断していると思いがけず急な大雨に見舞われたり、少し不思議な天気が続いた梅雨でした。

何日も雨が続くということが今年はあまりなかったので、梅雨の時期に家に引きこもって読もうと思い買った本も、まだ読み終えていません……。(笑)

春や秋が短くなって、夏が長くなっていくのを年々すごく感じる気がしますね。

北海道は夏でも割と涼しくて、エアコンがあまり必要ないイメージがあったのですが、今年の北海道の梅雨はどうでしょうか?

国立では梅雨らしい梅雨はありませんでしたが、紫陽花はとても綺麗に咲いていました。

紫陽花といえば、谷保天満宮は紫陽花を見ることができるスポットの1つです。今年も鮮やかな紫陽花が、鯉が泳ぐ池の周りを囲むように綺麗に咲いていました!

お参りに行った翌日が「夏越の大祓(なごしのおおはらえ)」だったので、茅の輪(ちのわ)くぐりをしてきましたよ。

国立は東京都の真ん中にありますが、自然も身近で、花や生き物の様子から季節の変わり目を感じることができるのはとてもいいなと改めて思いました!

北海道の梅雨はどんな過ごし方をされましたか?

国立人編集部 中村より

北海道から届いたLETTER

中村さんへ

お返事ありがとうございます!

少し忘れていた頃にお返事が届くことで、思いかけず東京や国立の雰囲気を感じられるので、この文通が私の特別な時間になりつつあります。

晴れの日とスコールのような大雨が降る感じを聞くと、東京を含め日本の梅雨は、亜熱帯気候のように変化している気がしますね。

1ヶ月以上続くような雨の日々に慣れている身としては、いいような悪いような……。

中村さんの言う通り、四季が狭まっている気もしており、少し複雑な気持ちです。(笑)

北海道には、梅雨という梅雨はなく、「蝦夷梅雨(えぞつゆ)」と呼ばれる雨や曇りの日が少し多くなる期間が6月ごろにあるくらいです。湿気も少ないので快適です。ですので、暮らしの変わり映えはあまりないんですよね……。

その代わりに、作物を育てる過程や、その時期の食べ物で四季の移り変わりを感じている気がします。

そして北海道といえば涼しいイメージを抱く方も多いようですが、最近の夏は普通に暑いです。(笑)

ただ、やはり湿気は少なくて、比較的過ごしやすいとこちらで暮らしていて感じますね。

中村さんのおっしゃるように、全国的に夏の期間は長くなっていますが、北海道の夏は意外にも一瞬です。8月も後半になると、気温も下がって冬に向かう気候へと変化していきます。東京で暮らしていた時間がほとんどだった私にとって、北海道との気候の違いにはなかなか驚かされます。

そうそう、私が今年3月まで勤めていた『みんなのコンビニ』のSNSを時々追っているのですが、朝カフェや掘り出し市など、どんどん進化をしていて「わー、楽しそう!」と、ひとりでワクワクしながら見ています。中村さんから見たお店の変化であったり、これは楽しかったなと思う出来事はありましたか?

池田より

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外から見たときと、内側から見たときのイメージは少し違います。そんな『国立暮らし1年目』だからこそ見えてくるものを綴るコラムです。

 国立人編集部 国立人編集部

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