国立人編集部のイベント出店2023年04月14日(金)

国立人編集部です。大学通りの桜もあっという間に葉桜となり、あの薄いピンクで染まった景色がすでに懐かしく感じます。

そんな、まさに満開を迎えていた3月末から一週間、国立駅近くの『コート・ギャラリー国立』で行われたアートのおまつり『コネルテ・フェス』に国立人編集部も出店者として参加していました。

『コネルテ・フェス』は、アートワークユニット『コネルテ』さん主催のイベントで、平日はワークショップ「じぶんのかたち」が開催され、週末は15組のクリエイターがブースを出店。連日、親子連れを中心にたくさんの人で賑わいました。

週末の国立人編集部ブースでは、「はたらく道具」を販売しながら、作家おぐまこうきさんが会場で出会った方と対話をしながらカードサイズの絵を描く『空想てのひらスケッチ』が開催されました。

今回はお子さんの参加も多く、好きなものやこと、思い描いている夢、いつも大切にしていることなどなど……所々で漏れ聞こえてくるフレーズを楽しみながら接客。

対話の中からいくつかの要素が、おぐまさんの手によって再構成され、ユーモアたっぷりに「自分だけの絵」となって目の前に現れると、みなさん嬉しそうに目を輝かせていたのがとても印象に残っています。

おぐまこうきさんのはたらクラス『空想くらしごとスケッチ』→https://kunitachijin.com/article/hataraclass-ogumakoki/

今回はもうひとつ、はじめての取り組みがありました。国立・富士見通りにあるものづくりと福祉の居場所『ふっくりー』さんで作られた新商品が今回お披露目となったのですが、国立人編集部はその制作工程とパッケージ等について、アイディアのお手伝いをしました。

『いわれてうれしかったこと ば』と名付けられたミニカードや封筒のセットは、ふっくりーを利用する複数のメンバーさんが、「言われて嬉しかった言葉(事・場)」をテーマに、みんなでパステルやクレヨンを使って一枚の大きな紙に絵を描き、それをカットしてひとつひとつ手作業で仕上げられています。

『いわれてうれしかったこと ば』シリーズについては、こちらの『国立人タイムス』にて→https://kunitachijin.com/article/article-4695/

「うれしい」というポジティブな気持ちがパステルの色あいに現れ、ランダムにカットされることでひとつひとつ色も柄も異なる、とても素敵な商品。

普段からふっくりーでパステル画の指導をされている作家の熊田真弓さんと、スタッフの皆さんの力添えもあって、初めて見たときは予想以上の仕上がりと可愛さに驚きました。なんとも言えない優しい色合いにふれながら、優しい気持ちでお客さんにもご紹介することができました。

とっても好評で、「友達との手紙交換に使おうと思って」という女の子が買ってくれたりと、ほっこりする場面もあり、たくさんの方が手に取ってくださいました。

アートを通して心が解放され、コミュニケーションが生まれ、いろいろな表現や創作を見ることができた1週間。
子供も大人も笑顔が溢れ、桜の花びらが舞う春の陽気も手伝って、とても心地よい空気が国立のギャラリーを包んでいました。

そんな場に参加できたことはとても嬉しく、今回とてもよい機会をいただきました。
今後もまたそんな出会いを楽しみにしていきたいと思っています。

国立人ストアー
https://kunitachijin.stores.jp/