国立人編集部です。少しずつ寒さが増してくる季節の変わり目に、体調を崩すほどではないけれど、体がだるくて頭はぼんやり、仕事や勉強もなかなか進まない。そんなことがよくありました。
上着を羽織ってみたり、あたたかいお茶を淹れてみたり、それでもなんとなく調子が良くない。そんな時、何気なく足のつま先に触れてみてびっくり。冷え切った金属か氷のような指がそこにはありました。
以来、何をするにも「足を冷やさないこと」がモットーに。すると元気に過ごせる時間や、仕事に集中できる時間が増えたのです。
それでも、靴下を履いたりと対策しているのに、気付けば冷えている足。季節の変わり目、足を冷やさず元気にいられる方法を、『自然衣料・生活雑貨SAP(さぷ)』さんに尋ねてみました。
「靴下を履いたら汗をかくから、麻やウールの靴下だとムレずに体温を蓄えてくれるのでおすすめです。天然素材でも、綿(コットン)だと速乾性が弱いのでムレやすくなります」とSAPさん。
一方、化繊(カセン)と呼ばれるアクリルやレーヨン、ナイロンなどの靴下は、逆に熱を奪うのだそうです。
これまで化繊の靴下を履いていた人が、天然素材の靴下を履くようになってよく言われる感想は、なんと「足の匂いが消えた」だそう。天然素材の靴下は、足をほどよい温度・湿度に保ち、呼吸しやすくしてくれます。
また、「足首がキュッとなっている靴下は、血流を悪くして足を冷やすので注意」とのこと。
たとえば暑い夏、首元をクールネックで冷やしたり、冬にマフラーを巻いたりするのは、首元が体温調節の要であることを私たちが知っているから。
同じように「足首」「手首」といった「首」の付く部位は、すべて体温調整の要となっています。
「みんな寒くなったら上はしっかり防寒するのに、下はストッキング一枚とかが多いじゃない。その上、いつもスマホを見ていて頭をたくさん使っているから、頭に血が上ってピリピリしていたり。だから足元のほうを温めて、循環させてあげるだけでいいんだけどね」
頭で考えるだけでなく、たまにはデジタルデトックスして、五感を使うことも大切です。
「今年の夏は暑かったよね。でも、室内は冷房で冷えきっていて、寒暖差もすごかった。近所のカフェにこもって勉強していた人も『底冷えがすごい』って」
そんな時、靴下の上からレッグウォーマーを履いたところ、快適に勉強できるようになったそうです。
レッグウォーマーの魅力は、家でも外でも着脱しやすいところ。着けたまま外を歩かなくても、デスクに座っている時だけ履けるように持ち歩くこともできます。冷えやすい膝、足首、爪先まで全て覆うことができ、上げたり下げたりもできるので、部位から冷えていくことも防げます。
「足が冷えて寝られない人がいるじゃない。そんな時、靴下を履くのが息苦しい人なんかは、お風呂上がりにこのレッグウォーマーを履くだけで、いつまでもポカポカでいられますよ」
これ一本あれば、日中から夜眠るときまでずっとポカポカ。暮らしや仕事で手放せなくなりそうです。
このレッグウォーマーは、おしゃれのためというよりは「身体(からだ)性を保つもの」。
肌の乾燥や静電気を起こしやすい化繊(カセン)ではありますが、天然素材よりも色鮮やかでフィット感もあり、おしゃれの幅を広げてくれます。たとえば体をあたためたり、素肌に触れるものは天然素材に、見える部分は化繊にしてみる。そうやって天然素材を少し取り入れてみることで、自分の身体性と向き合ってみるのもいいかもしれません。
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