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KUNITACHI TIMES2023年
12月14日(木)

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国立のカフェ『chuff』で写真展「Call my name 原発被災地の犬猫たち」開催 / 1月28日 (日)までcafe & bag chuff(シャフ)

国立のカフェ『chuff』で写真展「Call my name 原発被災地の犬猫たち」開催 / 1月28日 (日)まで

カフェでドリンクや軽食をいただきながら、国立在住の写真家、上村雄高さんが撮りためた写真と文章を眺めてみませんか?

写真展「Call my name」

満面の笑顔でこちらに駆け寄る犬や、自然の中でのびをする猫たち。

この犬猫たちは、2011年の原発事故まで飯舘村で家族とともに暮らしていましたが、避難所に連れて行くことが許されず、村に残されてしまったという背景を持ちます。

人がいなくなったまちで、上村さんのようなボランティアの支援を受けながら、自らの力で生活し、新しく生まれた命も。犬猫の環境は決して良いものではありませんが、上村さんのカメラを通した犬猫たちは笑っていたりリラックスしていたりと、穏やかで幸せそうに見えます。

〈上村さんのメッセージ〉
今回展示するのは7枚。数は多くないですが、毎週の福島訪問で犬猫と繋がりを深めながら撮った私のお気に入りの写真ばかりです。
原発事故から12年半余り、歴史的にも世界的にも極めて深刻な事態でさえ風化の波に飲まれています。
しかし、現地では未だに当たり前にあった日常が取り戻されていません。

私はこれまで270回ほど現地を訪れ犬猫を顔を合わせてきました。
そこで知ったのは、決して曇らない彼らの心の輝きです。
過酷な日々を経験してもなお、彼らの目は変わらず透き通っています。
まるで何もなかったかのように、うれしい楽しいを100%で私に伝えてくれます。
犬猫たちへの同情ではなく、愛情が私の足を動かす原動力です。
彼らは、どこか遠くの自分とは関係ない犬猫ではなく、あなたの傍らで寝息を立てる犬猫と変わらぬ命と知ってもらえたらと思っています。

福島で起こったことは、私たちが選び作った社会が生み出しました。
改めて私たちの社会のあり方についても考えてもらえたらと思っています。

お近くの方はぜひご来場ください。

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東京都国立市東1-16-29 ハーツ国立 2F

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