「この街に決めた」ときのお話 [コラム]

「この街に決めた」ときのお話 [コラム]

「なぜか、すごく居心地が良い」

私が妻と揃ってそう口にしたのはまだとても寒い12月のことでした。

入籍を機に同棲を始めることになった私と妻は、中央線沿線ならどこが最寄りでも問題なかった事もあって一駅ずつ降りて散策をすることになりました。

そうしてきめたのがこの街、国立。
正直それまでは一度も足を踏み入れることがなかったこの街を歩いた途端、人の流れや街並み、あかりが灯る大学通り。
全てに魅了されて、迷う隙すらもなく国たちへ住むことを決断をしたのを覚えています。

その大学通りをしばらく真っ直ぐ進むと10分ほどで「桐朋」というバス停へ辿り着きます。そこから歩いて間もなくの場所が新たな拠点となりました。

桐朋といえばバス停からすぐの所に名前の由来にもなっている「桐朋学園」と大きな看板が目印の学校があります。
『人間教育』を建学の精神として掲げる自主的、創造的な人間の育成を目指した私立学校として有名なそうな。

国立市は言わずと知れた文教地区であり、桐朋学園もその数ある学校の中のひとつです。
そんな50年以上続く歴史のある校舎を右目に歩くと、綺麗に並んだ赤い屋根の家々がおもわず目にとまります。
「どんな人が住んでいるのだろう」

テレビで観る様なヨーロッパの街並みを思わせる風景につい目を奪われます。

こうして街を歩くだけで、人や場所という色々な”形”に巡り合えるところが国立の魅力だなあとつくづく思う、今日この頃です。

私自身まだまだ国立1年目の初心者ですが、これから少しでも”身近な気づき”をみなさんに共有できればと思っています。

(国立人編集部)

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外から見たときと、内側から見たときのイメージは少し違います。そんな『国立暮らし1年目』だからこそ見えてくるものを綴るコラムです。

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