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自分らしいリモートワークを見つける/秋元良仁さん(新規事業開発リーダー)

世界中に大きなインパクトを与えたCOVID-19。東京都では2020年4月7日に緊急事態宣言が発令され、5月25日に解除されましたが、そのたった2ヶ月ほどの間で従来の「あたりまえ」を少しずつ見直していった人は多いのではないでしょうか。

国立に暮らし、都心の企業で新規事業の開発に取り組む秋元良仁さんも、毎朝通勤電車に乗って出社していた日々から一転、自宅でリモートワークを行うことに。

緊急事態宣言解除の2日前、5月23日にお話を伺いました。

リモートワーク

会社に行かない生活、どうだった?

心が落ち着きましたね。というのも、もともと出社のための利便性ではなく、大学通りの桜や紅葉のある風景、ゆったりした雰囲気が好きな国立を選んで生活していたので、心から好きだと思える時間が増えたんです。これまでインスタントで済ませていたコーヒーも、豆と必要な道具を揃えて自分で淹れるようになりましたし、昼休みの一時間に家のまわりを散歩して、平日の昼間しか開いていないコーヒーロースターに行くようにもなりました」

秋元さんの生活は、出社義務がなくなったことでより自分らしいペースに「好転」したそうです。

「電車で往復2時間以上かけて移動していた時間が、そのまま“何をしてもいい時間”に変わったんです。これまでは時間がなく、車でまとめ買いやネット通販ですませていた買い物も、クラスターに気をつけながらゆっくり歩いて近所の個人商店に出かけるようになりました。まだ明るい時間帯に活動できる日もあり、これまでは子どもの行事で活躍するくらいだったカメラにも興味がわいてきましたね(笑)」

現在、全くストレスを感じていないという秋元さん。仕事の方は順調なのでしょうか?

リモートワークは便利? それとも不便?

「ネットワークを介して進行できる業務であれば、リモートワークは可能でしょうね。僕のような新規事業開発という仕事だと、オンライン画面上でブレストは問題なくできるし、社内で行っていた対面の業務確認のようなコミュニケーションも、チャット機能で補完できます

会社というリアルな場での業務から、オンラインを介することで、何か変化したことはありますか?

「会議室をとるための手間が、オンラインルームだと時間予約のワンクリックで済むので、かなり手軽に会議を行えるようになりました。コロナ前まで、会社の会議室の予約は常にいっぱいで、外の会議室を借りることも多かったんです。ワンクリックで手軽だし、移動時間を加味しなくていいぶん、最初は詰め込みすぎてクタクタになることもありました(笑)。15-16時、16-17時と会議を連続させるのではなく、合間に30分とって、自分でコーヒーを淹れながら頭を整理するなど、気分を切り替えるようにしました」

より、自分で考えて工夫するようになったのですね。

「そうですね。これまでは会議室間の移動や、スーツを着て電車に乗るルーチンで自動的に切り替えていた部分を、自分なりに見直すようになりました。はじめのうちは、朝起きてパリッとしたシャツに着替えることで仕事モードに切り替えていましたが、だんだんとそれほど切り替えなくても仕事はできることがわかってきたというか、普段の自分と仕事の自分が混ざっていくような感覚になっていきましたね

リモートワーク

「理想は、週2で出社、週3でリモートワーク」

2ヶ月弱のリモートワークを経て、暮らしと仕事、両方の充実感を感じている秋元さん。とはいえ、自宅とは違って、会社のオフィスには従業員にとって働きやすい環境、福利厚生が十分に整えられてはいませんか?

「正直なところ、出社して得られるメリットよりも、自分にとって居心地のいい国立で仕事ができる方がありがたいと感じています。うちの部署はもともとデスクもフリーアドレスで、仕事もノートパソコンで完結できるようにしていたことが大きいですね。おそらく、今後リモートワークが進むと、会社にいるだけ、会議に出るだけという人にとってはアウトプットが示しにくくなっていくのではないかな、と思います。会社としては、より具体的な成果物ベースの評価軸になりそうな気がしています」

秋元さんにとって、出社が必要なのはどんな時でしょうか?

「新規事業開発には、社内のリソースだけでなく、別会社の方やフリーランスの方のリソースがあって初めて成り立つこともあります。そういった社外の方々とは直接顔を合わせるようにしておきたいですね。そうした内外のコミュニケーションに加えて、あとは最低限のペーパーワークのために出社は週2日、あとの週3日はリモートワークでも十分仕事が成り立ちます

大きな災害を経た社会の価値観は大きく変わります。国、自治体、会社という大きな組織の制度をよりよく使うのも、個人の暮らしかた、はたらきかたを変えていくのも、これからの社会に生きる、わたしたち一人ひとりなのかもしれません。

collaboration by
国立歩記
※本コラムは、「国立人」と地域情報誌「国立歩記」の連動企画です。