11月最初の金・土・日曜日は、一年のうちで駅前エリアがもっとも賑わう『天下市』が開かれます。
『天下市』は、国立駅を出て、テキ屋が立ち並ぶ50メートルくらいの通りを抜け、さらに50メートルほど歩いて行ったところからスタート。(テキ屋を抜けたところで「あれ? 天下市はもう終わり?」と思ってしまう人も多いので、ご注意を)
今年(2018年)で53回目の開催になるという『天下市』の見所は、なんといっても地元選りすぐりの商店による出展ブースです。
これが、まるで“まちごと百貨店”のような充実感!
どこで買っても美味しい食べもの、お菓子、季節のリースやスワッグ、おもちゃや絵本、ほかのどこにもないようなキッチンやインテリアグッズなど……。これら全てが、メインストリート『大学通り』に凝縮されています。
『天下市』のみの限定セールを行うお店も多く、市内外から毎年楽しみに訪れるお客さんも多いのだとか。
ギャッベ専門店『キャビール』では、毎年秋に仕入れてメンテナンスを施したばかりの新しいギャッベをお披露目しているそう。普段はなかなか手に取る機会の少ないギャッベに、とても気軽に触れることができます。
『天下市』の日は、路地裏にあるお店も普段とは違ったおもしろい表情を見せてくれます。
『cafe & bag chuff』の軒先で出会えるのは、散策にぴったりな焼き菓子たち。レモンが香るマドレーヌは、『天下市』に合わせた新商品だそう。ゆったりとしたカフェでひと休みすることもできます。
人混みに疲れたら、少し道を逸れてみると、思いがけない出会いがあるかもしれません。小さくて個性的な商店が、まちのいたるところに潜んでいます。
国立がぎゅっと凝縮された、まちごと百貨店のようなお祭り『天下市』。足を運ぶたび、毎年お気に入りが見つかるはず。
日曜日には大学通りが歩行者天国になり、自由な時間が流れます。ここでしか出会えないものを探しに、お散歩がてら、まちを歩いてみませんか?
(書き手:加藤優/国立暮らし1年とすこし)
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外から見たときと、内側から見たときのイメージは少し違います。そんな『国立暮らし1年目』だからこそ見えてくるものを綴るコラムです。